さくらのVPSにGentoo Linuxをインストールする手順 その2

さくらのVPSへのGentoo Linuxインストール手順の続きです。

Install mediaで起動して以降のインストール手順になります。(前回の記事はこちらです。)

ディスクの準備

fdiskコマンドでディスクの準備をします。

# fdisk /dev/vda

まずは最初からあるパーティションを削除します。

# Command (m for help): d
Selected partition 1
Partition 1 is deleted

次に、お好みの構成でパーティションを切ります。

パーティションが切れたらそれらをフォーマットして使用可能な状態にします。

# mkfs.ext2 /dev/vda1
# mkfs.ext4 /dev/vda5

swapを使う場合は以下のようにできます。

# mkswap /dev/vda2
# swapon /dev/vda2

CHROOT

ディスクの構成に合わせて以下のような感じでマウントしてください。

# mount /dev/vda5 /mnt/gentoo
# mkdir /mnt/gentoo/boot
# mount /dev/vda1 /mnt/gentoo/boot

stage fileをダウンロードしてインストール先のディスクに展開します。

# wget http://distfiles.gentoo.org/releases/x86/autobuilds/current-stage3/stage3-i686-20131210.tar.bz2
# tar xvjpf stage3-*.tar.bz2

もしネットワークが繋がっていない場合は以下のような感じでセットアップしておいてください。(IPアドレスは使用しているネットワーク環境に合わせてください。)

# ifconfig eth0 49.212.123.456 broadcast 49.212.123.255 netmask 255.255.254.0
# route add default gw 49.212.123.1
# nano -w /etc/resolv.conf
nameserver 210.224.***.***
nameserver 210.224.***.***

前準備が長くなりましたが、次のような感じでchrootします。

# cp -L /etc/resolv.conf /mnt/gentoo/etc/

# mount -t proc none /mnt/gentoo/proc
# mount --rbind /sys /mnt/gentoo/sys
# mount --rbind /dev /mnt/gentoo/dev

# chroot /mnt/gentoo /bin/bash
# source /etc/profile
# export PS1="(chroot) $PS1"

Portageの設定

ここからが本当のインストール作業になります。

まず、make.confの設定をします。こだわりたい人はいろいろあると思いますが、デフォルトのままでも大丈夫です。

# nano -w /mnt/gentoo/etc/portage/make.conf
CFLAGS="-O2 -march=i686 -pipe"
CXXFLAGS="${CFLAGS}"
MAKEOPTS="-j4"

Portageツリーを最新の状態に更新します。

# emerge --sync

他いくつかの設定

profileを設定します。

# eselect profile list
Available profile symlink targets:
  [1]    default/linux/x86/13.0
  [2]    default/linux/x86/13.0/selinu
  [3]    default/linux/x86/13.0/desktop
# eselect profile set 1

タイムゾーンを設定をします。

# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
# echo "Asia/Tokyo" > /etc/timezone

ネットワークの設定をします。

# nano -w /etc/conf.d/hostname
# nano -w /etc/conf.d/net
# cd /etc/init.d
# ln -s net.lo net.eth0
# rc-update add net.eth0 default

カーネルビルド

カーネルのビルドは以下のようにできます。

# emerge gentoo-sources
# cd /usr/src/linux
# make menuconfig
# make && make modules_install

# cp arch/x86_64/boot/bzImage /boot/linux-3.10.17-gentoo

ブートローダー

ブートローダーにgrubを使う場合は以下のようにできます。

# emerge grub
# grub2-install /dev/vda
# grub2-mkconfig -o /boot/grub/grub.cfg

ユーザー名とパスワード

インストールもほぼ完了し、いよいよ再起動ですが、その前に使用するユーザー名とパスワードの設定を行います。

rootパスワードの設定

# passwd

一般ユーザーの作成

# useradd -m -G users,wheel -s /bin/bash sample_user
# passwd sample_user

再起動

以上でインストール作業はとりあえず完了です。

exitコマンドでCHROOT環境から抜けてrebootコマンドで再起動します。

※うまく再起動できなかった場合は、もう一度Install mediaで起動して設定を見直してみてください。(すべての手順をやり直す必要はありません。問題箇所のみ上書き設定で修正できます。)

よく使うアプリケーション

以下、順不同でよく使われるアプリケーションのインストールと簡単な設定を紹介します。

Syslog

# emerge syslog-ng
# rc-update add syslog-ng default

CRON

# emerge cronie
# rc-update add cronie default

SSHD

# nano -w /etc/ssh/sshd_config
# rc-update add sshd default

iptables

# emerge iptables

Apache

# emerge apache
# /etc/init.d/apache2 start
# rc-update add apache2 default

Virtual Hostを使う場合は/etc/apache2/vhosts.dのファイルを編集します。

mod_wsgiを使う場合は、インストール後/etc/conf.d/apache2-D WSGIを追加します。

# emerge mod_wsgi
# vi /etc/conf.d/apache2
APACHE2_OPTS="-D DEFAULT_VHOST -D INFO -D SSL -D SSL_DEFAULT_VHOST -D LANGUAGE -D WSGI"

MySQL

インストール

# emerge mysql
# emerge --config =dev-db/mysql-[version]
# /etc/init.d/mysql start
# rc-update add mysql default

データーベースとユーザーの追加は以下のようにできます。

# mysql -u root -h localhost -p
mysql> CREATE DATABASE sample_database;
mysql> GRANT ALL ON sample_database to 'sample_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password12345678';
mysql> quit

※パスワードを変更する場合はpassword12345678の部分を変更してください。

ちなみに、他からバックアップしたSQLファイルは以下のような感じでデータベースに読み込めます。

$ mysql sample_database -u sample_user -p < mysql.sql

こちらの記事はGentoo Linuxの使い方というサイトで公開していた内容です。使用していたレンタルサーバーのサービス終了に伴い移転しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。